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ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調/ブスタボ(V)/メンゲルベルク指揮/アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団 1943年Live [ベートーヴェン]

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(KING:KICC-2060)

ブスタボが24歳の時の共演。
女性とは思えないエネルギッシュなとても力強い演奏。
メンゲルベルクの指揮の下で、ド迫力のオーケストラの音量にも負けないくらい、弓を一杯使いきっている様子が伝わってきます。

旋律は、ヴァイオリン、オーケストラ共に大きく伸び縮みしながら、絶妙なバランスで表情豊かに歌い上げています。
ここまで崩しても、呼吸が合うところが凄いと思うのと同時に、魂で演奏しているんだなと感じます。

カップリングのブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番も必聴ですね。

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(ARCHIVE DOCUMENTS:ADCD 117)

国内初出CDのKING盤と同じカップリングで、ARCHIVE DOCUMENTSからも発売されていますが、私の聴いた環境では、ARCHIVE DOCUMENTS盤の方が、会場の雰囲気がより伝わってくるような感じで、好感が持てました。

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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 ミケランジェリ(P)/フレッチア指揮/RAIローマ交響楽団 1960年Live [ベートーヴェン]

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(MEMORIA ABM:999-001)

1960年4月28日バチカン市国でのライヴ。
放送局の音源を使用して製作されているようで、モノラルだけど音質はとても良い。
楽章間のインターバルもそのまま収録されているので、ライヴの雰囲気が伝わってくる。おかげで、第一楽章の後に拍手を設けていたことが分かった。

第3楽章の終わりの弱音部で、「パン、ゴロゴロゴロ~」と雷らしき音が鮮明に入っているのが興味深い。
もしかして、嵐の中のでのライヴだったのかな?


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ミケランジェリのピアノは、ライブでは、更に鮮やかな洗練された音に磨きがかかっている。
「皇帝」は、他にもスタジオ録音やライヴ録音の演奏を聴いたけど、良い音質で楽しむには、今まで聴いた中ではこのCDが一番良いみたい。

4枚組なので、シューマン、ドビッシー、ラヴェル、ショパン、リストも一緒に楽しめるというのも嬉しい。

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番/バーンスタイン指揮/ウィーンフィルハーモニー [ベートーヴェン]

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(DG:435 779-2)

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全16曲の最後の第16番。この作品は作品番号135ということで、まとまった作品として作曲された生涯最後の曲でもありますね。

室内楽の演奏を楽しむのも良いけど、たまにはオーケストラ編曲版で、ホールいっぱいに広がる雄大な深い音の世界を堪能するのも良いと思います。

名手揃いのウィーンフィル弦楽器群が奏でる音色は、室内楽のような絶妙なアンサンブルで美しい音の掛け合いを楽しめます。ライヴ録音ということもあり、バーンスタインの熱気も一音一音に浸透しているかのような演奏ですね。


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ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 [ベートーヴェン]

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【レーベル:SOLAL】
【品番:SOL-006】

数ある全集の中でも、意外に少ないのが、演奏者の個性や音楽性を排して、純粋にベートーヴェン自身の芸術性を聴くことが出来る演奏。その意味では、この全集は誠実なアプローチで作品美を堪能できる演奏です。
ベートーヴェンのピアノソナタを初めて聴く人、または演奏家の音楽性を排して、楽譜を片手に純粋にベートーヴェン自身が作品へ込めた思いを想像しながら聴きたい人にはお勧めできるアルバムだと思います。

演奏は、ベルギーを代表するピアニストであり、ブリュッセル王立音楽院で教鞭をとってきた名教師にして名手ド・フロート。そして、その拘りを垣間見ることができるのが、全10枚に収録された曲順。
一枚毎に、前後の曲の調性を意識した一夜のコンサートを彷彿とさせる曲の組み合わせです。
それ故か、聴き始めると途中で止められず、トイレ休憩を挟みながら全曲を一気に聴くことができます!

録音は、1998年ブリュッセル王立音楽院で行われ、音が拡散してしまうことなく適度な残響を保ちながら、微細な音が消える最後の瞬間までが生々しく収録されています。
ピアノの音と音が繋がる中、時折現れる休止により音が消えた直後の無音の瞬間が、こんなに重要だったのかということを、最認識させてくれる素晴らしい録音です。

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