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シューベルト:交響曲第8番「グレート」 シッパーズ指揮/シンシナティ交響楽団 1976年 [シューベルト]

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(VOX:CDX 5140)

「グレート」は交響曲第9番では?という指摘もありそうですが、最近の国際シューベルト協会の認定番号を使いました。(NHKも最近は従っているみたい)
ややこしいですね。

トーマス・シッパーズは、個人的にはオペラ指揮者のイメージが強いですが、交響曲もなかなか個性的な録音が残されています。
それにしても、このグレートは、超個性的な演奏。クナッパーツブッシュの更に上をいってます。

第1楽章は、他では聴けない、超加速や減速が目白押し。
良く解釈すれば、情感豊かな歌心に溢れた演奏かな。

第2楽章は、テンポは普通の解釈ですが、旋律はオペラみたいに表現豊かに歌わせています。
演奏している側も楽しそう。

第3楽章も2楽章みたいに、標準的な演奏ですが、音はアメリカのオケという感じ。
ヨーロッパのオケとは違った、豪華な響きという印象。弦楽器、管楽器ともに冴えてます。

第4楽章は、オペラの終幕みたいに、弦楽器群は歌い、管楽器群が手綱を締めて、ティンパニがドンドコという感じで盛り上げていきます。

全楽章聴き終えると、オペラを1曲いたかのような印象が残り、珍しい体験が出来ますね。

数ある歴史的名演を聴き飽きたら、たまには気分転換にこういう演奏も良いかも。

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